悪妻は百年の不作
2021年12月18日
ことわざ・故事・金言 0019
悪妻は百年の不作
悪妻を娶った夫は、 一生不幸であるということ。
百年というのは、 人間の平均寿命を超え、
子や孫にまで悪妻の影響を 受けるだろうと、 ちょっと、大げさに表現しています。
ここで、小噺。 歴史上、悪妻といえば、 クサンチッペ。
ギリシャの哲学者である ソクラテスの細君。
ある日、悩みを抱えた青年が、
博物館にあるソクラテスの胸像に 結婚の相談を持ちかけました。
すると、その胸像は
「友よ、ためらわずに結婚しなさい。
もし、良き妻になるなら、 これ以上の幸せはないでしょう。
もし、悪妻になったなら、 君は、 僕くらいの哲学者になれるでしょう。
もっとも、トルストイは、 若いときに、 女遊びがひどかったので、
作家の道を選んだんだ。」
だってさ。